2018年7月に開業した佐野工場は、従業員の快適な作業環境の確保をテーマに、
水と緑に恵まれた環境を生かし、エネルギーと資源を大切にした人と環境に優しく地域の活性化に貢献する
リネンサプライ工場として、2020年の東急グループ環境賞を受賞しました。
従来のリネンサプライ工場は「夏暑く、冬寒い」作業環境でしたが、井水熱を利用した空調換気や蒸気管の熱を利用した床暖房設備等の対策を講じたことで快適な作業環境を作っています。
空調換気設備の冷却、熱交換には井水の熱源を利用しています。井水は年間を通して約15℃と安定しており、冬季は外気より約7℃高く、夏季は外気より約11℃低いため消費電力を削減しています。
洗濯用水はボイラーで加熱する必要がありますが、洗濯後の温排水との熱交換や空調換気の冷却水を再利用により井水を40℃程度まで温めることでボイラーの熱量消費量を削減しています。
事務エリアの換気には地中熱を利用したクール・ヒートチューブを採用しています。地中は井水と同様に年間を通して約15℃と安定しており、夏季は外気を冷却、冬季は外気を温めて屋内に給気することにより、空調設備の負荷を低減して消費電力を削減しています。
シーツやデュベカバーを仕上げるロール機にボイラーから送られる蒸気を、冬季は床暖房として利用しています。夏季には配管ルートを切り替えて無人エリアの下を通します。
自然豊かな眺望が確保できるところにカフェを設置し安らぎの空間としています。従業員からは非常に居心地が良いと評判です。
佐野工場の屋根上に太陽光発電設備を設置し、当該発電設備で発電した電力を工場で活用しています。また、佐野工場以外にも相模工場の敷地内にも同様に太陽光発電設備を設置しています。佐野工場では消費電力の約13.4%、相模工場では消費電力の1.7%が再エネ電力に置き換わり(※)、合計約94tのCO2排出削減に貢献しています。
※2024年7-12月の実績から予測
当社のリネンサプライ工場ではハンディキャップを持った方々も働いています。
長く勤めていただいているので、当社の強力な戦力になっています。
また支援学校の実習も受け入れています。
当社は横浜東急会のメンバーとして、社会貢献の一環として文化・スポーツイベントなどのコミュニケーション活動に取り組み、地域の皆様との交流を深めています。